物を減らして「自分で把握・管理する範囲」を小さくの利点

この記事では、

  • 多くのタスク「やること」を同時並行で処理できない方
  • のんびりペースが普通で一つ一つの「やること」に時間がかかる方

に向けて、管理する物の個数自体を減らすことをお薦めしています。

目次

最大の利点は、視野を広げない⇒見に行く所を絞る

多くのタスク「やること」を同時並行で処理できないと言う事は、「やること」を把握できていないと言う事。

そこから派生して「やらなくて良い事なのか」「何を優先的に処理すれば良いのか」「完了までの時間が分からない」等の問題が発生します。

物を減らすと物理的に「やらなくて良い事」が、ある程度できている状態になります。

仕事や勉強の場面で書類が少なければ「知るべき要点だけ把握」

逆に多い場合、膨大な資料の中から知るべき事を探すことになります。

家事の場面では、床に物が少なければ「掃除機がけ等がスムーズ」

逆に多い場合、掃除機をかける手を止めて、物を移動させる時間が別途かかってきます。

物を減らす…減らす思考になると「●●を減らせるのではないか?」の切り口になります。

物だけでなく「やること」等も対象になってきます。

物を減らすと、自分で管理する物の量が減ります。

自分の目の行き届く範囲で、物を管理できるのです。

物…それに付随した物事が「把握できていない状態」を解消します。

多くのタスクを同時並行で処理できないと言う事は、自分で管理・把握できる範囲が、既に自分の容量オーバーの状態です。

それを解消し、タスク全体の把握ができると、冷静に「優先的にやること」「所要時間」が見えて来ます。

時間の確保

物を減らすと「物を管理していた時間」が削減され、時間を確保できます。

①物理的に物の量が少なくなれば「物を無くす・探す。選ぶ・迷う」等に使う時間が削減できます。

②物のメンテナンスや整理・収納する管理の時間も削減できます。

判断ミスを無くす

物は一つ一つに対して、使う目的や用途があります。

物の量が多いと言う事は、物の数と同量の目的や用途が部屋などの空間に散りばめられている状態です。

多くの選択肢の中から、「今」必要な物を適切に選択する。これは結構、難易度が高いと思っています。

当然、判断ミスが起きやすい状態になります。

また、目的・用途を都度、確認しながら選択する為、思考が分散します。

「今、考えるべき事」を集中していない状態です。選択・判断ミスをしても仕方がないかもしれません。

逆にこれらをクリアした状態は、迷いが無い状態です。選択する時間も早く、手際が良くなります。

お金の支出削減・管理を簡素化

「物の量を少なくする」とは、物に対しての選択肢を減らし、自分で管理するカテゴリを少なく絞ることです。

必要な物を購入する時、「自分にとって必要なカテゴリに属する物」を購入することになります。

最初から買い物をするにも「必要なカテゴリのみ」の状態です。

「無駄な物は買わない…無駄遣いをしない」になります。

無駄遣いが無くなるばかりでなく、カテゴリが少ない分、お金の支出の流れも分かりやすく見逃しません。

「無くても大丈夫」必要な物が最小限は、「生きていく自信」になる

不安は「分からないから、不安になる」と思います。

「多くの物を持たなくても大丈夫。必要ない」は片付けで得た「分かった」の確信です。

「多くの物を持たなくても大丈夫」は、「多くの物を買わなくても大丈夫⇒沢山、お金を使わなくても大丈夫⇒沢山、お金を持たなくても大丈夫」と生活の根幹に繋がっています。

生きていく上で「必要なお金や物は不安に思うほど多くは無い。思ったより少なかった」分かると、生活に必要なモノの基準が下がり、気持ちの余裕が自信になります。

物に限らず物事を「●●が無くても大丈夫」の視点で考えると、悩みやストレスを「捨てる」ことができます。(例えば、不快な人間関係・仕事や勉強の作業工程・自分の思い込み。等)

この考え方は広域で活用すると、困った課題を「捨てる」場合もあるし、それが直ぐに叶わなくても、悩みやストレスの原因・課題が整理され「では、何をするか?」の解決・改善策に繋がっていくのでお薦めです。

物を少なくする利点は不器用な方にはとても生きやすくする手段です。

やり方は「今、自分に不要な物を処分する」だけです。とても簡単に楽になれますね。

まとめ
  • 物を減らして、物理的に見に行く場所を絞り込む。「視野を分散させない⇒思考を分散させない」必要な物・思考に集中する。
  • 物を管理する時間を削減(メンテナンスや物を探す等の時間)⇒物に構っている時間を無くして自由な時間を確保
  • 物を買うから「物が増える」⇒物を少なくすると、物を買う必要が無いし「買う物が絞り込まれる」…結果「お金を使う機会が減る」
  • 物に頼らない。「物に頼らなくてもやっていける(多くお金を使わず、持たなくてもやっていける)」は生きていく自信になる。